
別宮
鉢伏山の東側に連なる東鉢スキー場があり、スキーヤー、学生の合宿、ハイカーなどで賑わっています。集落からハチ高原に通ずる道沿いには県指定文化財“大カツラの木”があります。根元から豊富な清水が湧き出ており、その下に広がる棚田に湧水が入り、美味しい米を育てています。氷ノ山をバックにした棚田は絶景のスポットとなり四季を通して写真愛好家が訪れています。
村の北西には県指定文化財1万年以上も昔の兵庫県下最古の縄文遺跡 “別宮家野遺跡”があり、住居跡とみられる柱穴や縄文土器多数が出土しています。この他に“木造阿弥陀如来座像”“別宮のオキナグサ”が県指定文化財となっています。
江戸時代から伝えられている伝統行事“別宮のお綱うち” は市指定無形文化財で、1年間の無病息災、五穀豊穣を祈願するものです。1月9日、村人が集まり三つ組の長さ18m、太さ30㎝、重さ70~80㎏もある大綱をつくり、上組と下組にわかれて7回引き合い、上組が勝つとその年は豊作となるとされています。そのお綱は、大きな2本の神木であるケヤキに取り付けられ別宮を見守っています。